放射能汚染対策:一般廃棄物焼却施設

取材日:2012/01/10 

取材対応者:藤沢市資源廃棄物対策課 ご担当者様

 

Q: 藤沢市の一般廃棄物焼却施設(北部環境事業所及び石名坂環境事業所)には、バグフィルターは設置されていますか?

A: はい、両施設に設置されています。

 

Q: バグフィルターでは排ガスから放射性物質を取り除くことはできないという専門家もいらっしゃいますが。

A: 環境省の有識者会議では99.9%除去できたと報告されています。(※注1)

 

※取材者注1:有識者会議(災害廃棄物安全評価検討会)で、放射性物質がバグフィルターにより除去できるかどうか検討のために提出された研究論文は、京都大学の「都市ごみ焼却施設から排出されるPM2.5等微小粒子の挙動」という、喘息の原因となる微小粒子が除去可能であったとする論文であり、放射性物質を対象とした実験ではないようです。

 

Q: 藤沢市では、福島第一原発事故以降、排ガスについての放射能検査を8月に1回だけ実施しています(結果はこちら)。いずれの施設でも不検出との結果でしたが、検出下限値はいくつですか?

A: I-131 0.9-1.4 Bq/㎥、Cs-134 1.0-1.4Bq/㎥、Cs-137 0.4-1.3Bq/㎥(※注2)です。測定は民間検査機関の中外テクノス株式会社に委託しています。

 

※取材者注2:環境省第10回 資料12「放射性物質を含む可燃性廃棄物の焼却について」P.10 表2 16都県の一般廃棄物焼却施設における排ガスのモニタリング結果より

 

 

Q: 8月以降、排ガスを測定していませんが、今後も測定の予定はないのでしょうか?

A: 環境省の「廃棄物関係ガイドライン」(事故由来放射性物質により汚染された廃棄物の処理等に関するガイドライン)の第一部汚染状況調査方法ガイドライン において、神奈川県の一般廃棄物焼却施設での放射能検査は、焼却灰、排ガスともに義務付けられていません。このため、排ガスについての検査は、今後予定していません。

 

Q: 今後は、焼却灰についても検査は行わないのですか?

A: 焼却灰については、検査は義務となっていないが、来年度については予算も下りており月1回の検査を継続します。

 

Q: 藤沢市では、焼却灰を100%資源化しているとのことですが、詳しく教えてください。

A: すべて溶融スラグ(アスファルトの下に敷く)としてリサイクル。藤沢市は溶融炉を持っていないので、2社の民間会社(栃木県のメルテック株式会社、茨城県の中央電気工業株式会社)が引き取っています。

 

以上


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コメント: 1
  • #1

    昔の技術者 (金曜日, 15 6月 2012 17:32)

    排ガス中のガス化した放射性セシウムを捕捉してその量を正しく測定するには環境省指定の測定法ではできない。
    正しく測定するには排ガスを放射性セシウムの融点28℃未満(例えば25℃)まで冷却して固体化して捕捉する必要がある。

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