<学校給食>冷凍みかん製造業者様に聞く

      ~給食提供自粛の動きについて~

取材実施日:2012年5月16日

 

県内では、神奈川県産冷凍みかんから放射性セシウムが検出され(※1)、横浜市(※2)や鎌倉市(※3)では給食への提供を自粛する動きが出てきています。 

※1 藤沢市ホームページ「平成24年度学校給食食材の放射能濃度について」

4/26 放射性セシウム137  3Bq/kg検出

http://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kyouiku/page100344.shtml 

※2 横浜市

 http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201205/images/phpQMdT3a.pdf 

※3 鎌倉市 

http://www.city.kamakura.kanagawa.jp/kyusyoku/kyushoku_reitoumikan_tyusi.html 

  

これに対して、みかんの生産量が多い小田原市の市議会は、6月14日、「農産物に対する風評被害の拡大につながりかねない」として、給食で冷凍みかんの提供を要望する決議案を可決しました。(※4) 

※4 東京新聞記事 : 提供中止で小田原市議会が決議「給食に冷凍ミカンを」

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20120615/CK2012061502000117.html  

 

当会が提出した陳情審議の中で、藤間副市長や教育委員会から「検出された食材はできるだけ代替品をさがすなりして取り除いていく」との方針が示されたことから、今後県内産冷凍みかんが提供されなくなる可能性があります。


農産物の放射能汚染については、生産者、製造業者さんにその責任はありません。このことでこうした方々にどのような影響が及ぶのか、私たちも心配しています。

そこで、藤沢市給食に冷凍みかん納入する小田原市のみかん農家兼、冷凍みかん製造業者さん(鎌倉市、逗子市の給食にも納入しています)からお話を伺いましたのでご報告します。結果的には、この業者さんに関してはそんなに「困っていない」ということで安心いたしました。ご多忙中取材に応じてくださり、またHPへの掲載許可を下さいましたこと、心より御礼申し上げます。


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Q. 子ども達の健康に配慮して、とはいえ、藤沢市だけで37万個、1600万円分売れなくなることによって、みかん農家さんや冷凍みかん業者さんにどのような影響が及ぶのか心配しています。

A. 給食の冷凍みかんに使うみかんは、生で食べても甘くておいしい青島という品種を使っており、自信を持って提供してきました。
放射能検査に関しても、JAは50Bq/kgでやっているが、うちは10Bq/kgの検出限界で独自検査し不検出を確認して出荷してきました。
使ってもらえれば有り難いが、文化的な生活を求めて電気を使わせてもらってきた結果なのだから、責任の所在は我々にもあると思っています。自分にも小さな孫がおり、親御さんの気持ちもよく分かります。保護者の方や教育委員会が使わないと決めたらそれはそれで仕方ありません。

Q. 給食用として売れなくなったみかんはどうなるのですか?

A. うちは生みかんもやっていて、冷凍みかんは夏の特別メニューということでやっています。冷凍みかんが売れなくなっても、政府の基準から見れば数値も低く市場で普通に売れます。
給食は予算があるので安く出していますが、むしろ市場では高く売れるでしょう。
今まで毎年契約して納入してきたものが無くなるので、全然困っていないというと嘘になりますが、もっともっと厳しく商売やっていかないといけないな、と教訓になりました。

Q. 今回の小田原市議会の決定をどう思いますか?

A. 決議案が通ったという話は新聞で初めて知りました。特にうちのほうへは連絡もありませんし、それで対応が変わる事もありません。

 

 

以上
 

 

市民による市民のための放射線量測定。参加者・情報提供募集中です!
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メンバーやお友達が紹介する、比較的安心して食べられるもののページです。
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